グルボルン

現地に住む日本人達が作ったメルボルン専用グルメサイト!ガイドブックには絶対乗ってないグルメ情報が盛り沢山!

アボリジニの世界は奥深いんです。

   

Aboriginal flag

みなさん、ご存知の方が多いと思いますが、

アボリジニは、オーストラリアの先住民ですね。

 

緑豊かな美しい街のメルボルンと彼らのアートは、
現代の今でも古びる事もなく驚くほどよく溶け込み、見るものを魅了しています。

 

 

文字をもたない、

アボリジニは部族の歴史や生きる為の必要な知識をアートによって語り継いてきました。

壁画、音楽、絵画、クラフトと大きくわけて四つのジャンルに分けることができます。

 

 

Rock Art– 壁画

数万年前から描かれている壁画は、
生活風景や伝説をモチーフにしたものが多く、タッチは民族により異なります。

 

Music- 音楽

世界最古の楽器といわれるディジュリドゥ。見た事ありますか?
細長い形をした結構大きい物です。
地に響くような重低音の音色は幻想的で、癒しの効果があるようですよ。

 

Craft-クラフト

食器や武器、楽器といったクラフトは彼らの文化や生活と密接に結びついている。
芸術性の高さにも注目。見た事ありますか?
ブーメラン型のものは儀式では楽器として使われます。

 

Picture- 絵画

アボリジニの絵画は一度は見たことがある人は多いのでしょうか。
独特な作風ですね。

点描画、X線画、樹皮画と地域によりスタイルが異なります。
内容はドリームタイムにまつわるメッセージが多いとのこと。
ドリームタイムとはアボリジニに伝わる天地創造の神話です。
ここでのドリームとは夢ではなく、生活する、旅をする、という意味なのだそうです。
約五万年程前から続く歴史を独自の概念を使い語り継いでこられました。

 

 

さてさて、そんなアボリジニアート、を見たい人!

勿論メルボルンでもお目にかかれます。

 

はじめてアボリジニアートを見る方におすすめなのは、

こちらの二軒です。

どちらもメルボルンのメイン駅、フリンダース・ストリートステーションから
近い所にありますので行きやすいですよ。

 

まずは、Aboriginal
Galleries of Australia

こちらでは、写真や本、グッズなど販売しています。

私も行ったことありますが、とても質のよい、
アボリジニアートを堪能できる場所だとおもいます。
見る人によって、感じ方や意味の捉え方が違うのも、これらの絵の魅力ですね。

 

そして、ナショナルギャラリー・オブ・ビクトリアの別館(The Ian Potter Center NGV Australia)でも、

アボリジニアートを描画、彫刻などさまざまなアートに出会えます。

まだ実際の絵画を見たことがない人は、時間のあるときに一度ゆっくり足を運んでみては?
オーストラリアの理解、歴史の深さ、また今までとは違った視点で
メルボルンが見えてくるかもしれませんね。

 

 

また、路地沿いのギャラリーなどでも、アボリジニアートに出会えますので

気になったら是非さがしてみてください!

最後に、アボリジナル・フラッグの旗はみたことありますか?

公共施設、病院などでも見かけたりしますよ。

黒と赤シマに、黄色のマルで構成されています。

黒は空を、先住民アボリジニの肌の色と現在と過去そして未来を描き、

赤は大地を、オーストラリアの大地であり
また彼らの流した血の色を表しているそうです。

真ん中の黄色の丸は、生命の根源の太陽を意味しています。

 

歴史の背景を知る事で、今の街並を違った視点で、

今でもアボリジニアートは、人間の力強さ、大自然の神秘・すばらしさを、
私達に物語ってくれています。

ライター:Nana
 

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ライター:編集部